冬キャンプに石油ストーブは必需品やからな。
石油ストーブを使ったことがない人向けに、何を基準に選んだらいいか、分かりやすく解説していくで!
目次
石油ストーブって何?
石油ストーブの仕組み
石油ストーブは燃料である灯油を燃やして、周りを温めます。
灯油はガソリンスタンドで買うことができます。
石油=灯油のことやで。
ガソスタで1ℓあたり120円前後で販売されてるで。
石油ストーブの種類にもよるけど、だいたい4ℓ〜6ℓくらい入るのが一般的やな。
着火はイグニッション(内臓の乾電池で火花を散らす)で、火がついたあとは、ストーブのつまみを回して消化するか、灯油がなくなるまで空間を温めてくれます。
石油ストーブはコンセントなどの電源を必要としないから、ポータブル性に優れているで!
どこにでも簡単に持ち出せて、屋外でも使えるから、キャンプだけでなく防災用品としても注目を集めているんや!
注意点は、室内で使う場合やテント内で使う場合は、1時間おきくらいに換気が必要やで。
石油ストーブの種類
石油ストーブには主に3種類のタイプがあります。
一番右の石油ファンヒーターは家庭用100Vのコンセントが必要や!
キャンプでは不向きやから、今回は石油ファンヒーターの紹介は割愛するで!
対流型
対流型石油ストーブは、空間全体を暖めるのに向いているストーブです。
対流型はストーブから発せられる熱が上昇気流を生み、上へと昇っていき、空間全体をじんわり温めてくれます。
暖房出力(kW:キロワット)が大きいものが多く、部屋の暖房器具として使っている人も多いです。
持ち手がついているタイプが多いので運びやすく、温めたい場所にパッとすぐに持って行けるのも嬉しいです。
中型〜大型のテントや、部屋全体を温めたい人は対流型をオススメします。
またストーブの上の鉄板はかなり高温になるので、鍋などの料理をすることも可能です。
石油ストーブを皆んなで囲んで、ぬくぬく鍋するもの楽しいで!
対流型のデメリットは、天井付近と床付近で温度差が発生することです。
暖かい空気は上に溜まり、冷たい空気は下に溜まるので、足元は冷たいです。
また、対流型石油ストーブは大きく重量もあります。
ストーブ本体で6kg前後のものが多く、そこに灯油5ℓ=5kgを足すと、トータル10kgを超えてきます(^^;;
ストーブ本体に灯油をいれる穴があるので、給油の際は、灯油タンクのところまでストーブを持っていく必要があるので、少し手間もかかりますね^^;
女性が、燃料が満タン入った石油ストーブを運ぶのは大変そうやな!
反射型
反射型石油ストーブは、ストーブの目の前をピンポイントで素早く暖めるのに向いています。
燃焼筒の裏側に、熱を反射させる反射板がついているので、ストーブの正面に熱気が集中します。
対流型ほどではないですが、熱気は拡散されるので、木造で6畳くらいまでの部屋であれば、反射型でも十分に暖めることができます。
パップテントや、ソロ用ワンポールテントであれば、反射型でも十分そうやな!
また、ストーブ本体の重量は5kg前後で少し重いのですが、燃料タンクが着脱式な製品が多く、給油がしやすいのも反射型のメリットです。
コンパクトで持ち運びしやすいのは女性にも嬉しい!
ストーブの背面が熱くならないので、部屋の壁際にも置けるで。
反射型のデメリットは、対流型ほど暖房出力(kW:キロワット)が高くないので、広い空間全体を暖めるのには不向きな点です。
火力が低いので、ストーブの上でヤカンなどお湯を沸かすことはできますが、煮る・焼くなどの料理は難しそうですね(^^;;
石油ストーブを選ぶ基準
暖房出力で選ぶ
ストーブの暖房出力の単位はkW(キロワット)です。
色々なメーカーから販売されていますが、対流型ストーブのほとんどが3kW前後です。
暖房出力に対して、部屋の大きさと、キャンプで使用する場合の目安をざっくりまとめてみたで。
暖房出力 | 部屋の大きさ | 屋外・キャンプで使う場合 |
6kW前後 【対流型】 | 木造16畳まで | 氷点下でのキャンプ 雪中キャンプ 中型〜大型のテントを使用する場合 |
3kW前後 【対流型】 | 木造6〜8畳 | 気温10℃〜0℃の場合 厳冬期(1月・2月)以外 ソロ〜デュオ用のテントを使用する場合 |
2kW以下 【反射型】 | 木造6畳以下 | 気温10℃〜0℃ ソロ用テントを使用する場合 |
例えばソロ〜デュオ用のワンポールテントで、12月の氷点下までもいかない環境であれば、3kW全後の対流型のストーブでOKやな!
キャンプスタイルに合わせて選ぶ
中型のテントを使う時は、対流型の石油ストーブ!
デュオキャンやグルキャンで大型のテントを使う時は、薪ストーブと石油ストーブの二刀流もアリやで^^
見た目で選ぶ
石油ストーブの色やデザインは千差万別!
最終的には、自分の直感や好みに合ったストーブをチョイスするのもアリやな!
ブラックやったら、自分のサイト全体が引き締まるし、逆にベージュやグリーンやったら、やわらかな雰囲気を演出してくれるで^^
石油ストーブは冬キャンプの顔といっても過言ではない!w
ストーブ次第でサイトの雰囲気がガラっと変わるで!
オススメの石油ストーブ10選
【トヨトミ】 ギアミッション KS-GE67
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
6.6kW | 11kg | 6.3ℓ | 9.7時間 | 17畳まで | 38000円 前後 |
【トヨトミ】 KS-67H
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
6.6kW | 11kg | 6.3ℓ | 9.7時間 | 17畳まで | 28000円 前後 |
【トヨトミ】 レインボーストーブ RL2524
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
2.5kW | 6.2kg | 4.9ℓ | 20時間〜40時間 | 7畳まで | 30000円前後 |
【トヨトミ】 ギアミッション RS-GE27
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
1.91kW〜25kW | 6.6kg | 3.6ℓ | 16時間〜19時間 | 6畳まで | 20000円 前後 |
【アラジン】 ブルーフレームヒーター
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
2.68kW | 8.5kg | 4.1ℓ | 15時間 | 7畳まで | 40000円 前後 |
【アラジン】 ブルーフレームクッカー
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
2.4kW | 8kg | 4.1ℓ | 17.8時間 | – | 40000円 前後 |
【コロナ】 SL-5124
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
5.14kW | 9.9kg | 6ℓ | – | 13畳まで | 20000円 前後 |
【コロナ】 SZ-32(W)
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
3.19kW | 6.3kg | 3.8ℓ | 12.3時間 | 9畳まで | 30000円 前後 |
【アルパカ プラス】 TS-77NC
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
3kW | 6.6kg | 3.7ℓ | 10時間 | – | 30000円 前後 |
【パセコ】 JKH-1S
暖房出力 | 本体重量 | 灯油容量 | 燃焼時間 (概値) | 部屋の大きさ | 値段 |
3kW | 5.3kg | 5.3ℓ | 18時間 | – | 20000円 前後 |
石油ストーブの必需品! コスパ最高のストーブファン
対流型石油ストーブのデメリットとして、天井付近と床付近との温度差があるんやけど、この【ストーブファン】があれば、それらの問題が解決できるんや!
熱せられたストーブの天板にファン置くと、ファンが熱で回って空気を循環させてくれるんや!
”ゼーベック効果”とういう科学現象を利用した商品やで!
次に紹介するストーブファンは、コスパ最高で、Amazonでもベストセラーになってる商品やで!
俺もキャンプでヘビーローテションしてる笑
【FIELDOOR】 ストーブファン
【FUTURE FOX】 FOX-FAN
【Signstek】 ストーブファン
【アラジン】 ストーブファン
あると便利! 石油ストーブの周辺グッズ!
【ヒューナズドルフ】 5ℓポリタンク
ヒューナーズドルフの5ℓのポリタンクは、1泊2日の冬キャンプにちょうどいいサイズ!
カラーもミリタリーテイストで超カッコイイ!
キャンパーから絶大な人気を誇ってるで!
【工進(KOSHIN) 乾電池式電動ポンプ】
手でシュコシュコ入れるポンプもいいんやけど、電池で動く電動ポンプがあれば、灯油タンクからストーブの給油が超ラクやで!
真冬のベランダでも一瞬で給油できるから、もはや電動ポンプは石油ストーブの必需品かも!?笑
薪ストーブと石油ストーブのどちらを買ったらいい?
なるほど!
石油ストーブのことは分かったで!
でも薪ストーブも欲しいねん・・・。
薪ストーブか石油ストーブ、どっちを買ったらいいか迷うわ〜。
こんな悩みを持つ人もいると思います。
結論から言いますと、最初は石油ストーブを買うことをオススメします!
氷点下の超寒冷地でキャンプなどをする場合を除き、一般的な冬キャンプ(※1月・2月は除く)であれば、2.5kW前後の対流型の石油ストーブが一つあれば、十分に暖かく快適な冬キャンプを楽しめます^^
1月・2月の氷点下や、標高が高いキャンプ場に行くなら、暖房出力が6.6kWのトヨトミの【KS-GE67】や【KS-67H】が必要かも!
薪ストーブ・・・。
かっこいいですよね笑
でも薪ストーブは石油ストーブに比べて、実際に木を燃やすので、一酸化炭素中毒のリスクが高くなります。
薪も広葉樹で、1束900円程度しますし、一瞬で燃え尽きますので、一晩暖をとるのに3000円〜4000円程度のランニングコストがかかります泣
石油ストーブのように、簡単に火を消すこともできませんし、薪ストーブの火の始末や後片付けは本当にメンドくさいです(^^;;
ただ、あのガラス越しにゆらめく火を眺めるのは最高なんですけどねw (ヒソヒソ)
これから冬キャンプを始める人には、まずは石油ストーブを買って、慣れてきたら薪ストーブもインストールして、テントの種類や環境によって使い分けたり、俺みたいに二刀流で楽しむのも面白いで!
石油ストーブで最高の冬キャンプを楽しもう!
石油ストーブは、冬キャンプのサイトを引き立たせてくれる最高の相棒になること間違いナシ!
デザインも豊富やから、自分のキャンプスタイルに合ったストーブを探すのも楽しいよな^^
これから冬キャンプを始めたいんだけど、どの石油ストーブを買ったらいいのか分からない!