はじめに
9月某日、沖縄本島からはるか南西へ450km、
星のや竹富島に行ってきました!
星のリゾートの中でも、星のや竹富島は、まるで異質!
古くからの大自然、「ウツグミ」の文化が息づき、まるで時代を超えて異国にタイプスリップした感覚に浸れる場所で、物やサービスがありふれたリゾート施設とは、一線を画すロケーションでありました。
「ウツグミ」とは、竹富島で 「みんなで協力する心」 を意味する島言葉やで!
今回は妻との新婚旅行で2泊3日で訪れました!
「星リゾート 界 玉造・出雲」など、いくつかの星野リゾートに行ったことがある妻が、
「どうしても、星のや竹富島に行ってみたい!」と以前から言っていたので、今回行くことにしました^^
私は星のリゾートは初めてだったので、
両方の視点でレビューしていきたいと思います^^
結論から言ってしまえば、私や妻にとっては、
一生忘れられない最高の新婚旅行となりました!!!!
ですが、ネットの記事では、悪いレビューもあり、不安になりますよね^^;
他の星のリゾートと比べると、施設の設備が充実してなくて、サービスも 「ホスピタリティ」 に欠けていて、ガッカリだった。
部屋に虫が出るし、施設内も暗すぎる!
やることが無くて暇! アクティビティも少ない!
はっきり言います。
「星のや竹富島」を楽しめるかどうかは、
その人の価値観によります。
私も妻も自然が大好きで、静かにゆったりした時間の中で、何気ない会話をするのが好きです。
あと2人で旅行に行く際は基本、デジタルデトックスです。(極力、スマホは触らない)
私は、星のや竹富島に行って本当に素敵な時間を過ごせて、今でも妻と思い出話に花を咲かせている時に幸せを感じますが、その一方で、色々アクシデントもありました 笑
「大自然に囲まれた南の島国」では、天気は目まぐるしく変わるし、部屋の中に虫もでるでw
そこを受け入れて、楽しい思い出にできるかが、竹富島を満喫できるかのポイントやな!
私と妻の主観ではありますが、「星のや竹富島」を楽しめる人と、そうでない人の違いを考えてみました!
ご自身がどちらに当てはまるか、竹富島を楽しめるかの参考にしてみてください。
星のや竹富島 基本情報
名称 | 星のや竹富島 |
住所 | 沖縄県八重山郡竹富町竹富 |
アクセス | 石垣空港よりフェリーで15分 |
竹富島は、沖縄本島より南西へおよそ450km!
石垣島、西表島、与那国島、波照間島など、いくつかの島が密集しているんやけど、その中の一つやで!
石垣空港からフェリーで15分、港に着いたら、星のやの送迎バスが来てくれるで。
星のや竹富島の7つの魅力!
圧倒的な大自然!
フェリーから降りて、竹富島に足を踏み入れた時、
「おや? ここは無人島かな?w」
って思いました。
圧倒的な透明度を誇る海に囲まれた、自転車で1日かけて1周できる程の小さな島。
その昔、珊瑚礁が隆起してできた、白い砂浜が広がる小さな島。
大自然と原文化が息づく、人口350人程の小さな島。
そんな大自然の中にある「星のや竹富島」もまた、原文化に敬意を払い、自然を最大限に尊重したリゾート施設になっています。
施設内の「ゆんたくラウンジ」には、星のや竹富島の開発エピソードが書かれた本もあったで!
その中には、
自然・現文化 > リゾート施設
つまり、竹富島の原文化の中に、いかにしてリゾート施設を溶け込ませるか、星野社長・従業員さんと、住民の方との開発打ち合わせの一部始終が記載されていたで。
ゆんたくラウンジ
まるで異国にきたようなワクワク感!
豊かな自然に加え、竹富島の文化そのものが、私たちの日常にはない非現実感を体験させてくれます。
赤い屋根の正方形の家が立ち並ぶ風景
車が走っておらず、風の音、波の音しか聞こえない日常
水牛が闊歩している生活
昔から続く竹富島の文化に想いを馳せながら、竹富島を散策すると面白いですよ!
1棟貸しの客室で静かな時間を過ごせる!
星のや竹富島の客室は、島の住宅をオマージュ (敬意を込めた模倣) した造りとなっており、1室ごとに独立しています。
赤い屋根の特徴的な建物
木の匂いがする、心落ち着く部屋
開放的な窓から見える、豊かな自然
部屋にはテレビも時計もないので、時間に追われることもなく、ゆったりとした時間をすごせます。
客室も、島の原文化をそのまま体現したかのような造りとなっており、まるで、竹富島で生活しているような感覚に浸ることができます。
あと、星のや竹富島の敷地内は、電柱がありません。
それぞれの客室までの電気の配線は地中を通っています。
なので、夜になると、真っ暗で何も見えなくなるので、懐中電灯を持って移動します笑
部屋の電気を消すと、完全な無音。
波の音と風の音しか聞こえません。
ほんとに違う国に来たような、不思議な感覚に落ち入ります^^
料理が美味しすぎる 【島テロワール】
今まで、いろんな星野リゾートのご飯食べてきたけど、
星のや竹富島のディナー、【島テロワール】がめっちゃ楽しみやねん。
ほーん。
【島テロワール】って何なん??
“テロワール”はフランス語で「土地」を意味する terre(テール) から派生した言葉で、食材が育つ土地や環境の特性のことなんよ。
【島テロワール】 は、竹富島ほか、南国の食文化を尊重し、特有の野菜・魚介・果物を使ったフレンチのコースやで^^
なにそれすごいw
さっそくですが、結論から言いましょう。
どの料理も、美味しすぎました 笑
本当に美味しい料理って、幸せな気持ちになれますよね。
そして、食べた後もずっと幸せの余韻に浸ることができます。
見たことも聞いたこともない竹富島の文化に根付いた食材を、フランス料理の技法で昇華し、味は勿論、見た目も美しい一品に仕上がっていました。
自分の中に 「美食」 という概念が生まれた気がしました。
ちなみに、今回の旅行は2泊3日の為、島テロワールを2回楽しめます!
これを明日も楽しめるって最高やな!
ちなみに2日目のメニューはこんな感じやで^^
朝ごはんも美味しすぎる 【島人の朝ごはん】
星のや竹富島の朝ごはんは4つのメニューから選べます。
私は 「島の九品朝食」、妻は 「ゆし豆腐粥朝食」をチョイスしました。
島テロワールと同様に、見た目も色鮮やかで、竹富島で育った食材を堪能できました!
美味しさは言うまでもありませんね 笑
砂浜に心が癒される 【カンナージ浜】
星のや竹富島の展望台付近から海に下りれる林道があり、進んでいくとカンナージ浜に着きます。
サンゴでできた真っ白い砂浜に、透き通るようなコバルトブルーの海。
あまりにも美しく、静かな場所だったので、妻と砂浜で2時間くらいのんびりしてました。笑
しばらくボーッとしていると、白い砂浜のあちこちで、砂や貝殻がモゾモゾ動いているんです。
手に取ってみると、ちっちゃなヤドカリでしたw
そこらじゅうに居ます!
わー! めっちゃ可愛いやん!
自然が豊かだと、色々な生物に出会えて楽しいですね。
あと、砂浜には色とりどりの綺麗な貝殻がたくさん落ちています。
パートナーと一緒に探してみるのも素敵な時間になりますよね。
泣きたくなるほど綺麗な夕焼け 【西桟橋】
星のや竹富島のスタッフさんに、
「夕焼けが綺麗に見える場所はないですか?」
と聞いてみると、
それなら、ぜひ、【西桟橋】に行ってみて下さい^^
と教えてもらったので、行ってみることに。
星のや竹富島から、竹富島の集落まではバスで行き、そこから西桟橋までは歩いて行けます。
夕暮れ時には私たちの他にも、何人かの観光客がいました。
なんというか、どう表現したらいいのか・・・、
綺麗な夕焼けを見た時って、切ない気持ちが込み上げ、泣きたくなる時ってありませんか?
あれの最上級ですw
なんか、子供だった頃の過去の記憶が蘇ってきました。
すっかり大人になってしまって、もう時間は巻き戻せないことや、妻やこれから生まれてくる子供のことを考えたり、ノスタルジー(哀愁)な気持ちで心が満たされる・・・そんな夕焼けでした 笑
いや、もう、めっちゃ綺麗ですから!!!笑
星のや竹富島に行こうと考えている人へ
マリンアクティビティはするべき?
私も妻も、星のや竹富島ホームページのアクティビティの中の【体験ダイビング】をしましたが、結論から言ってしまえば、
「別に、ダイビングや、マリンアクティビティは、竹富島でしなくてもよかった」
と思いました。
理由は3点あり、
みなさんは、ダイビングってこんなイメージがありません?
↓
出典:FUJIFILM SQUARE
でも、竹富島の周辺の海って、実際に潜ってみると、砂浜が多かったです。
深さは5メートルくらいで、そこまで深くなく、海中は一面砂浜、ところどころに珊瑚があり、その周りを小魚が泳いでいるイメージです。
あと、私も含め、ほとんどの人がダイビング初心者のため、最初はボンベを背負って、海中で息をする練習や、海底の砂地を四つん這いになって進む練習で、結構時間を取られました。
自由に泳げる時間もほとんどありませんでした。
若い20代の女性もいましたが、海中でボンベのチューブで息をするのが怖かったらしく、途中でダイビングを諦めて、船の上で休憩していました。
逆に、私の妻はダイビング経験者なので、少し物足りなそうでした。
初めてダイビングするなら沖縄や、ほかのトコのほうがいいかも。
竹富島は、アクティビティを能動的に楽しむ場所じゃなくて、景色や文化を受動的に楽しむ方がいいかもね!
ゆったり流れる「島時間」を、あえて何もせず肌で感じていたい。
とはいえ、私はダイビングは初体験だったので、かなり楽しめましたし、スキューバのライセンスを取得したくなりました笑
またアウトドアの趣味が増えそうです^^
当然、部屋に虫は出る!
大自然の中にあるリゾート施設なので、当然、虫は出ます。
スタッフさんがどんなに綺麗にお部屋を掃除してくれたとしても、絶対に虫は出ます。
1棟貸しの木造の平屋なので、100パーセント虫は出ます。
私が宿泊した時も、部屋内にまぁまぁデカいゴキブリ (以下:G)が出ましたw
島テロワールに舌鼓を打ち、夕食後、部屋に戻って二人でソファに座り、開放的な窓から竹富島の景色を楽しんでいる時に、視界の左下に、黒く蠢くモノが・・・。
やはり出たか・・・。Gよ!
妻も、「大自然の中だから、まぁ仕方ないよね〜」と言っていましたが、流石に寝る時に気持ち悪いので仕留めることに。
引き出しの奥に【Gきジェット】が有りましたので、無事に始末完了!
しかし、今度は私がお風呂に入ろうとした時に、シャワーヘッドにアシダカグモ (以下:軍曹)がへばり付いており、思わず、「うぉぉぉぉ!!!!」って叫び声を上げてしましました 笑
説明しよう!
アシダカグモは、木造の家屋に生息する、最大で手のひら程の大きさになる蜘蛛やで。
主食はなんとG!
家の中のGを捕食しつくして、食べ物が無くなったら次の家に移動するんや。
人間には全く害は無い「益虫」で、その仕事っぷりから虫マニアの間では【軍曹】って呼ばれとるでw
妻は、私の叫び声にびっくりしたって言ってました 笑
軍曹はビニール袋でそっと優しく包んであげ、屋外に逃がしてあげました^^
流石に、 「捕食するもの」 と 「捕食されるもの」 がセットで部屋内に出現するとは思いませんでしたが、まぁ、自然豊かなので仕方ないですよね 笑
スタッフさんの対応は悪いの?
色々なレビューがあり、不安になると思いますが、少なくとも私や妻は、星のや竹富島のスタッフさんは心のこもったサービスを提供して下さる方々だと感じました。
妻とカンナージ浜で綺麗な貝殻を見つけたので、旅の思い出に持って帰ろうと、部屋の机の上に置いていたんですよ。
朝食から部屋に戻ると、貝殻のそばに
わーー!
貝殻もって帰るための袋置いてくれてるやん!!
めっちゃ嬉しい!
スタッフさんの、この小さな「心遣い」に、私も妻も感動しました。
何事においても、魂って細部に宿りますよね。
ますます、星野リゾートのスタッフさんのことが好きになりました^^
滞在中、迎えのカートが1回だけ約束スッポかされて来なかったですが、全く気になりません笑
星のや竹富島の敷地内はそこそこ広く、ごはん時など、事前にスタッフさんに時間を伝えてカートを予約しておくと、自分の宿泊しているところに迎えに来てくれます。
昼から、竹富島の集落に観光に行きたかったので、エントランスまで運んでくれるカートの予約をしていたのですが、待てど暮らせど、スタッフさんは迎えに来てくれませんでした笑
カート来ないねw
忘れられてるなw
忙しいんちゃう? もうエントランスまで歩いて行こ笑
別に大した距離じゃ無いので私たちは全く気になりませんでしたが、こういうところで、不満に感じる人も居るのでしょうね。
竹富島の天気は目まぐるしく変わる
南国の島国の天気は分単位で変わります笑
私たちも滞在中、さっきまで快晴で雲一つなかったのに、いきなりバケツをひっくり返したような土砂降りに見舞われましたw
星のや竹富島を楽しめるかは、あなたの価値観次第
繰り返しになりますが、アクティビティやレジャーなど、旅行を能動的に楽しみたい方は、沖縄や石垣島などに行った方が、有意義な時間を過ごせるかもしれません。
竹富島は、スーパーやコンビニすら無く、島内にちっちゃな売店が1、2軒あるだけです。
そもそも車がほとんど走っていません。
そういう環境で自分やパートナーがどう感じるか、じっくり考えてから竹富島に行ってみてもいいかもしれませんね^^
俺らは「星のや竹富島」に行って最高やったけど、やっぱり行く人の価値観によっては、好き嫌いが分かれそうやな。
分かるわ〜。
「何もしないゆったりとした時間を楽しめる人」 じゃないと、時間を持て余しすぎて暇かもね。
せやな。
あと、小さい子供はこういう自然しかないところは退屈やろな〜。
そもそも竹富島の良さがまだ分からへんやろw
部屋でニンテンドーSwitchとかやりだしたら興が削がれること甚だしい!
確かに笑
ウチらみたいに新婚旅行か、もしくは子供が成人した後に、パートナーと二人でのんびり訪れる方がいいかもね!
のんびり何もせず、ゆったりと流れる「島時間」に身も心も委ねる。
天候や環境も含め、ありのままを受け入れることができる人は、竹富島を満喫できるな!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます^^
このブログを見て、「星のや竹富島に行きたい!」って思った方は、ぜひ!!!
あのゆったりとした「島時間」や竹富島の文化を肌で感じ、パートナーと素敵な思い出をつくってきて下さいね!
「星のや竹富島」に行こうと考えてるけど、レビューで「がっかり」や「イマイチ」など書かれていて不安を感じている人に向けて、ブログを書いていくで!
このブログを見てくれているあなたの疑問や不安を解消して、全力で竹富島を楽しめるように背中を押してあげたい!